column

TAKAZAWA から旬な情報を皆様のもとへ・・・

No.3 27

2006.06.02

acrylic

とげとげした葉っぱと、とげとげした茎。
さわるとハチにさされたように痛くて、そしてかゆくなる。
そんなとげとげだらけの山菜、‘いらくさ’。
ゴムの手袋をはめないとさわれない、とげとげ‘いらくさ’は、一旦茹ででしまえば
それはもう、美味なる山の恵みとなる不思議な山菜です。

 

この季節になると長靴をはいて出掛けるのは、長野県。
いつもお世話になっている荻原夫妻に案内していただくのは。

 

道のようで道でない道
今にも転がりそうでドキドキする山の斜面
どこまでも続く沢
どう見ても何もなさそうな原っぱ

 

とげとげ  とりあし  いけま  いたどり  やまうど ふきのは すいば こごみ

 

アロニアのために探し求め、歩く山での時間はアッいう間です。
そのアッという間の中で、自分達で摘み取った山菜は
何にも変えられないなぁ・・・と
ひとつの料理として完成している姿を見ると思わずにはいられません。

 

アロニアのテーブルの上で、お客様を前に
とげとげ から 旨味 へ
荻原さんたちの知恵と助け が シェフのインスピレーション に

 

そんなストーリーを持つ、アロニア ド タカザワ の山菜料理。
この季節だからこそ、の アロニア ド タカザワ の料理。
皆様に楽しんで頂ければ、ホント、嬉しいです。

 

(荻原さんご夫妻、シン君、いつもいつも本当にありがとうございます!!!)