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料理人にならなかったら

2012.03.16

料理人にならなかったら


青森へ行きたいと思ってから今回行くまでに3年くらい経ちました。

その想いは初めて函館料理学会へ行った打ち上げの時からです。

お酒もだいぶ進み、席が入り乱れの隣に座ったシェフが弘前にある「レストラン山崎」の山崎隆氏でした。
初めての交わす会話で、面識もお互いなく、どんな人なのかも何も知らないのにも関わらず、 突然脈絡も無く山崎さんが言った言葉は、

「UFOさあ、しんじる?」

ビックリ!普通なら話を流すかひくところでしょう。(笑)
実は、僕は料理人になろうと思う以前は、UFO研究家になりたいと思っていたので、いきなりスイッチオンです。
山崎さんは、自分は別に興味がある訳ではないけど、リンゴの木村さんって人がいるから紹介しますとの話でした。
その頃の僕はまだ木村さんの事を良く知らなかったので、自然農法やリンゴ、UFOなどいったい何の事かよくわからないままでしたが、 その後、山崎さんから木村さんの本やりんごがうちのレストランに届きました。

木村さんの著書、「すべては宇宙の采配」という本に目を通すと、信じられないような非現実的な世界のお話です。龍、曼荼羅、前世、宇宙船。。。
僕の「UFO研究家」のスイッチはずっと入ったまま、その翌年、第2回函館料理学会で山崎さんのご紹介で木村さんに会う事が出来ました。
が、木村さんは多忙を極めており5分くらいの挨拶程度でした。

そして、3年目の今回は、山崎さん、木村さんの予定を合わせて頂きいざ弘前へ!
皆さんもご存知かと思いますが、木村さんの風貌は、ご自分でも言われておりましたがルンペンというか(苦笑)、 いかにも青森の農家のおじいさんで、大企業の講演に引っ張りだこで、海外でも国賓級扱いとは正直思えないような感じです。
しかし、話だすと、ほんとその引き出しの多さ、深さに度肝を抜かされました。
木村さんも、僕がそっち方面の話が好きなので多いに盛り上がり、非現実的な僕の質問にも、 全て答えを明確に持っているので、色々応えてくださいました。

木村さん、なんで知っているの???というクエスチョンとともに、どんどん流れる時間。
色々聞いたその話はまだ科学では解明されてない事ばかりなのであまり公に出来ないのが残念です。

肝心なりんごについてですが、驚く事が成分で発見されました。
なんと、オイスター、レバーなどに豊富に含まれるミネラルの亜鉛が、木村さんのリンゴにはオイスター以上に含まれているのです。
そこで木村さんと山崎さんは、こんな持論を話していました。
「アダムとイヴがなあ、なんでリンゴを持ってる?」
その答えは、本来の姿に戻ったりんごから出た成分「亜鉛」だそうです。
それによって、性に目覚め、裸だった二人が急に、恥ずかしくなって、葉で隠したんじゃないかと。
まあ、こんな話が深夜まで続きました。
はっきり言って料理の話は全くしていません。(笑)

料理人にならなかったら

はじめの話に戻りますが、
なんで山崎さんは僕に、3年前、「UFOさあ、しんじる?」だなんて聞いたのか?
僕は今回そのことを聞いてみました。

山崎さんは
「私はね、人と人とを結びつける役割を担っているんです。」
と自分を理解しておっしゃっていました。
今回の場合は、木村さんと、僕を。

その謙虚な人柄と熱い気持ちが縁を運んでいく。
深く感謝です。

今後も青森には行かなきゃいけない事が出来ました。

今度はリンゴ畑の真ん中でマル秘話をして頂く予定です。

料理人にならなかったら